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経歴
学術活動の基本は,研究にあります.研究のあらましと詳しい成果とは,それぞれ“人物像”と“研究発表”の ページに示しています.このページでは,そこで述べられていない主だった活動を示します.活動のモットーは,先駆性と国際性という点にあります.ただしこの世界における活動のあり方は時代に大きく依存しますので,あくまでも'60〜'00年代の活動として参考にしていただければ幸いです.次のようなカテゴリに分けて示しましょう:
国際会議や学会大会などからお招きを受けた,基調講演あるいは特別講演について紹介します.
・特別講演: A Computer Simulation of the Human Processes of Recognition, Thinking, Behavior and Utterance
International Symposium on Knowledge Information and Intelligent Communications,
Nagoya, Japan, Nov.1989
・基調講演: イソップワールド:知性と感性をもつロボットのシミュレーション
CAI学会全国大会, 飯塚, 1992年8月
・特別講演: 物語理解と状況把握
 音声対話理解シンポジウム, 東京, 1993年11月
・基調講演: 知識工学の体系化とそのカリキュラム
 理工系情報学科協議会年次総会, 大津, 1994年7月
・特別講演: AESOPWORLD: An Integrated System for Intellectual Emotional Agents
The 8th Ireland Conference on
Artificial Intelligence, Derry/Londonderry, Northern Ireland, Sept. 1997
・特別講演: Towards Affective Integration of Vision,
Behavior, and Speech Processing
The 7th IEEE International Conference on Computer Vision, Corfu, Greece, Sept.1999
・特別講演: Steps towards Integrated Intelligence (ppt 0.26MB)
The 6th Conference of the Pacific Association for Computational Linguistics, Halifax,
Canada, Aug. 2003
・基調講演:
日本の情報技術社会の現状 (ppt 4.4MB)
ヨーロッパ日本研究協会(EAJS)第10回国際会議,
ワルシャワ, ポーランド, 2003年8月
 * EAJSの創設30周年を記念する大会
自らあるいは仲間と一緒に組織した,印象に残る学術会議をいくつか示します.
・組織委員長: 電子情報通信学会全国大会特別シンポジウム「言語および音声・図形の理解モデル」
東京,1989年3月
・組織委員長: 電子情報通信学会全国大会パネル討論「自然言語理解と心理モデル」
横浜,1989年9月
・コオーガナイザ(Roland Sussex and
Naoyuki Okada): The 1st Australia-Japan Joint Symposium on Natural Language Processing
Melbourne, Australia Nov. 1989
  * わが国の自然言語処理研究がともすれば欧米諸国中心の交流に目を向けがちな時代にあって,赤道を越えた南半球との交流促進のきっかけを作った共同シンポジウム.
後に太平洋計算言語学協会PACLINGへと発展
・オーガナイザ: The 2nd Japan-Australia Joint Symposium on Natural Language Processing
Iizuka, Japan, Oct. 1991
・コオーガナイザ(Yorick Wilks and Naoyuki Okada): Language and Vision Workshop
Las Cruces, USA, Dec. 1991
* マルチメディア,特に言語と図形に的を絞って日米の権威者各10名が集中討議をした,
密度の濃いワークショップ
・オーガナイザ: Workshop on Thought and Language
  Iizuka, Japan, Sept. 1997
・オーガナイザ: The 5th Conference of the Pacific Association for Computational LINGuistics
  Kitakyushu, Japan, Sept. 2001
・オーガナイザ: Pan-Yellow-Sea International Workshop on Information Technologies for Network Era
  Saga, Japan, Mar.2002
  * 情報処理学会九州支部が20周年記念事業として開催したシンポジウム
国際的な広報活動に力を注いでいます.
・編集顧問: 国際ジャーナル Pragmatics and Cognition
  John Benjamins Publishing Company, 1991−1997
・編集委員: 国際ジャーナル Artificial Intelligence Review
  Kluwer Academic Publishers, 1997−Present
・編集委員: 国際会議録 Affective Minds
  Elsevier, 1999−2000
  * トヨタの社会奉仕に基づく第10回国際会議の論文集
・招待編集委員長: 学会誌「感情のモデルと工学的応用の動向」特集
  ファジー学会, 2000−2001
人工知能の研究を行う上で深くかかわった学会における活動を示します.
初めに,PACLINGについて少し説明します.
目的
  本会は,環太平洋諸国の間で科学面での友好関係を促進することを目的とした,垣根は低く,それでいて質の高い“ワークショップ”型の会議です.特に太平洋地域において,独創性,新規性,および/あるいは有効性に富んだ研究,そのため時には“時代の主流”と呼ばれる勢力から外れるような研究にも解放された,学際的科学の交流と技術移転を重視する会議であります.本会議は,ACL,COLING,あるいはIJCNLPよりも小規模ですが,太平洋地域のみならず世界中の研究者に門戸を開いています.
歴史
  * 初代組織委員会 1991−1993
  岡田 直之, 九州工業大学, 日本
  Christian Matthiessen,University of Sydney, Australia
  Nick Cercone,University of Regina, Canada
  Yorick Wilks,New Mexico State University, USA
 
* 経緯 History of PACLING (ppt 0.2MB)
参考 1st,
2nd, 3rd, and 4th
以上において,次の役割りを務めました.
人工知能システムの開発にはプロジェクト活動が欠かせません.特に力を入れたものを二つ示します.
九州工業大学知能工学研究室が,九州大学など3大学ならびにATR自動翻訳研究所など6情報系研究所の研究者の協力を得て独自に編成した“マルチメディアの理解,生成および変換”に関する研究プロジェクトです.月々定例セミナーを 開催するほか年1回は東京で報告会を開催し,著名な外国人研究者を招いて討論するなど,活発な研究活動を展開しました.
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